本日は我が夫婦の16回目の結婚記念日である。
結婚も16年続くと様々な変化が訪れる。
子供が2人生まれたり、なぜ奥さんの実家に同居したり…
でも何より変わったのは「奥さんの気持ち」だろう。
誰だって結婚当初の気持ちを持続するのは難しいのだろうが、こんなにも変わってしまうものなのか…orz
女性はまず子供が生まれると「母親」になり、何よりも我が子を愛するようになる。
この時点でボクは2番目になった。
さらにもう一人生まれたので3番目、実家にすむことになり向こうの両親にも追い抜かされ気がつけば6位…いや、4年前から我が家にすんでいる猫の方が愛されている。
というわけでボクはこの家で7番目に彼女に愛されている。
世界の中で7番目だからまあ上位かな?
オリンピックではおしくも入賞を逃す、悔しい存在である。
そんなこんなでもはや「結婚記念日」など彼女にとっては何気ない日常と同じ、いやもしかするとそんなことすら忘却の彼方へ追いやりたい存在なのかもしれない。
毎年欠かさずプレゼントを用意していたのだが、この日がくる前に「プレゼントはいらない」宣言をされ、それでも意地で「小さな花束と手紙」を用意したのだが、帰ってきたらどうやら機嫌が悪く、渡す雰囲気でなかった。今花束は机の上に転がっている。
人生も折り返しを過ぎ、すべてのことが「終わり」に向かって進んでいく。
これまでの人生の中で、それなりに充実した瞬間を数多く味わってきた。
だから例え今人生が終わったとしても悔いはない。
ただ…願わくば
もう一度だけ恋がしたい
何を今更いい年こいて!
そう言われそうだが、本音なのだから仕方ない。
間違えないでほしい。ボクは決して「不倫」がしたいわけではない。
ボクが恋したい相手は間違いなく「16年前から一緒に人生を歩んでいる人」なのだ。
一緒に暮らしているのに、毎日顔を合わせるのに、ボクの思いは届かない…。
世の中の男性が「不倫」をする理由はそれぞれ違うかもしれないけれど、きっとボクのように、本当は奥さんと恋をしたいのだけど、どうにもかなわないと言う人も実は多いのだと思う。きっとと女性にも同じように感じている人も多いのだろう。
夫婦とはさみしいものである
来年の17回目の結婚記念日はどうなっているのだろうか。
そして20回目、30回目は…。